石鹸が泡立たない理由とは?対処法や泡立ちを良くするコツを紹介

石鹸は使ううちに、さまざまな理由で泡立たなくなることがあります。再び泡立ちを良くするためには、原因に合った方法で対処することが大切です。本記事では、石鹸が泡立たない理由と対処法を紹介します。
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石鹸が泡立たない理由
石鹸が泡立たない主な理由には、以下の5つが考えられます。
- 油汚れが付着している
- 長時間放置により固くなった
- 小さくなった
- 硬水を使っている
- 泡立ちにくい種類の石鹸を使っている
油汚れが付着している
石鹸は、油汚れもすっきりと落とすことができます。しかし、石鹸を使った後にそのまま放置すると、表面に残った油汚れによって泡立ちにくくなることがあります。また、日々使用するうちに、表面に皮脂汚れが付いて泡立ちが悪くなるケースもあります。
長時間放置により固くなった
固形石鹸は長く使わないでいると、表面から水分が蒸発して硬くなります。洗浄成分が溶けにくくなり、泡立ちが悪くなることがあります。
小さくなった
石鹸に含まれる洗浄成分は、水に溶けやすく泡立ちやすいものと、水に溶けにくく泡立ちにくいものの2つがあります。石鹸は使ううちに水に溶けやすい洗浄成分から溶けていくため、小さくなるにつれて泡立ちにくくなります。
硬水を使っている
石鹸が最初から泡立たない場合、水のミネラル分が合っていないことが考えられます。ミネラル分を多く含む硬水は、石鹸の成分が変化して泡立ちにくくなります。また、洗浄能力も低下するため、アウトドアや温泉で石鹸を使う際は、事前に水の性質をチェックしておきましょう。
泡立ちにくい種類の石鹸を使っている
石鹸の泡立ちは、使用するオイルの脂肪酸の種類によって大きく異なります。オリーブ油や動物性油脂を含む石鹸は、保湿力が高く肌なじみが良い一方で、泡立ちにくいデメリットがあります。泡立ちを重視する場合は、ココナッツオイルやパームオイル、アボカドオイル、シアバターを含むものを選ぶと良いでしょう。
石鹸が泡立たない時の対処法
石鹸の泡立ちが悪くなった際は、以下の対処法で解決できる可能性があります。
- 表面の汚れを落とす
- お湯に浸ける
- ナイロン製のネットやタオルで表面をこする
- 別の石鹸にくっ付ける
- 泡立てネットを使う
表面の汚れを落とす
石鹸の表面に汚れが付着していると、泡立ちが悪くなります。石鹸を使った後は、表面をお湯で軽くすすいで、汚れを落としておきましょう。
お湯に浸ける
長期間放置して硬くなってしまった石鹸は、お湯に浸けておくことで元の状態に戻せます。使用前に30度~40度のぬるま湯に浸けておきましょう。ただし、浸ける時間が長すぎると成分が溶けてしまうため、注意が必要です。
ナイロン製のネットやタオルで表面をこする
石鹸の表面に頑固な汚れが付着している時は、すすぐだけでは汚れが落ちない場合があります。ナイロン製のネットやタオルで、表面の汚れをこすり落としましょう。
別の石鹸にくっつける
小さくなった石鹸は、泡立たなくなるだけではなく使い勝手も悪くなります。その際は新しい石鹸にくっつけることで、無駄なく使い切れます。新しい石鹸と小さくなった石鹸をお湯に入れて、数分置いて柔らかくなったところを接着するだけでできるので、小さくなった石鹸の使い道に困っている場合にもおすすめです。
泡立てネットを使う
泡立てネットは空気を取り込みやすくなるため、泡立ちにくい石鹸や小さな石鹸でも十分に泡立てることができます。手で作るよりきめ細かい泡ができるので、より肌に優しく高い洗浄力が期待できます。
石鹸が泡立たない時は理由に合わせて対処しよう
石鹸が泡立たなくなる理由はさまざまです。石鹸の汚れや保管方法のほかに、使用する水の性質や石鹸に使われる油の成分が関わっている場合もあります。そのため、石鹸の泡立ちが悪いと感じたら、原因を特定し、適切に対処することが大切です。