石鹸はシャンプー代わりにできる?メリット・デメリットを紹介

健やかな髪や頭皮を保つためには、刺激が少ないシャンプーを選ぶことが大切です。自然素材で作られた石鹸は化学成分をあまり含まないため、髪のハリコシに悩んでいる人や、敏感肌の人でもシャンプーの代わりに安心して使うことができます。本記事では、石鹸をシャンプー代わりにするメリット・デメリットと、洗髪のポイントを解説します。
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石鹸をシャンプー代わりにするメリット
石鹸をシャンプー代わりに使うメリットは、以下の3つです。
- 頭皮への刺激が少ない
- フケの緩和が期待できる
- 自然環境を守ることにもつながる
頭皮への刺激が少ない
一般的なシャンプーの主成分である高級アルコール系洗浄成分は、刺激が強く頭皮に影響を与える恐れがあります。石鹸は主成分が天然成分であり頭皮に優しいため、肌が敏感な人やアレルギーが気になる人でも安心して使うことができるでしょう。
フケの緩和が期待できる
頭皮から分泌される皮脂には潤いをキープする役割があります。しかし、洗浄力の強いシャンプーは必要な皮脂まで流してしまい、頭皮の乾燥によるフケを招く恐れがあります。石鹸は不要な皮脂を洗い流しながら、必要な皮脂は適度に残せるので、頭皮を気にする人におすすめです。
自然環境を守ることにもつながる
主に天然成分で作られている石鹸は、自然の中で分解されやすいため、環境にも優しいことが特徴です。家庭ではもちろん、アウトドアなど環境への配慮が必要な場では、石鹸の使用がおすすめです。
石鹸をシャンプー代わりにするデメリット
石鹸をシャンプーの代わりにする際は、以下2つのデメリットに注意が必要です。
- 一時的に髪がきしみやすくなる
- パーマやカラーが長持ちしにくい
一時的に髪がきしみやすくなる
人の肌や髪は弱酸性です。一方石鹸はアルカリ性であるため、髪や頭皮のpHバランスが崩れて髪がきしむケースがあります。しかし、数日間使い続けると緩和されるため、過度に気にする必要はありません。
パーマやカラーが長持ちしにくい
石鹸は洗浄力が強いため、パーマやカラーの持ちが悪くなることがあります。とくに施術直後は落ちやすいので、お湯のみで洗うようにしましょう。
石鹸で髪を洗う方法
石鹸で洗髪する際の、ポイントや注意点をステップに沿って解説します。
- ブラッシングで汚れを落とす
- お湯のみで軽く洗う
- 石鹸をよく泡立てる
- 髪と頭皮を洗う
- ぬるま湯で洗い流す
- リンス・コンディショナーで整える
ブラッシングで汚れを落とす
髪を洗う前に、ブラッシングをしましょう。フケやホコリなどの汚れを落とすことで、シャンプーの泡立ちがよくなります。
お湯のみで軽く洗う
頭皮全体にお湯が届くように2分~3分予洗いをします。汚れが落ちて、シャンプーのなじみがよくなります。
石鹸をよく泡立てる
石鹸は泡立てることで、本来の洗浄力を発揮します。泡立てが不十分だと洗い上がりがべたつきやすくなるため、手や石鹸ネットを使ってしっかりと泡立てましょう。
髪と頭皮を洗う
髪と頭皮を洗います。この時、汚れを落とそうとゴシゴシと力をこめて洗うと髪や頭皮が傷み、ダメージや頭皮トラブルを招いてしまう恐れがあります。指の腹を使い、優しく洗いましょう。
ぬるま湯で洗い流す
すすぐ際は、手ぐしでゆっくり根元から髪の流れを整えながら洗い流すことで、きしみや絡まりを軽減できます。石鹸が残っていると、べたつきの原因となるため、しっかりと洗い流しましょう。
リンス・コンディショナーで整える
石鹸で髪を洗うと、きしみを感じるケースがあります。きしみは石鹸用の酸性リンスやコンディショナーを使うことで、軽減が期待できます。
石鹸は髪にもメリットがたくさん!シャンプー代わりに使ってみよう
天然成分で作られている石鹸は、刺激が少なく頭皮に優しいため、乾燥肌や敏感肌の人におすすめです。石鹸をシャンプー代わりにする際、一時的に髪がきしむことがありますが、数日間使えば気になりにくくなります。また、酸性のリンスやコンディショナーを使ったり、洗い上がりにオイルをつけたりするなど、対策をとることで緩和できます。