固形石鹸とボディーソープの違いとは?メリット・デメリットも解説

固形石鹸とボディーソープは体を洗う際に使われるものですが、どちらを選べば良いのか迷う人は多いのではないでしょうか。そこで本記事では、固形石鹸とボディーソープの違いについて、それぞれのメリット・デメリットを含めて解説します。
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石鹸とボディーソープの違い
石鹸とボディーソープの違いは、含まれる成分にあります。石鹸の主成分は天然油脂です。一方ボディーソープの多くは、人工的に作られる合成界面活性剤が含まれており、加えて香料や着色料などさまざまな成分が添加されています。石鹸とボディーソープは、それぞれにメリットとデメリットがあるため、肌質や洗う部分に合わせて選ぶと良いでしょう。
石鹸のメリット・デメリット
ここからは、固形石鹸のメリットとデメリットを解説します。
石鹸のメリット
固形石鹸のメリットには、以下3点が挙げられます。
- 肌への負担が少ない
- コスパが良い
- 環境に優しい
肌への負担が少ない
石鹸は天然由来の動植物油脂から作られています。化学成分や人工の添加物が少ないため、肌への負担が少ないといえます。
コスパが良い
石鹸はボディーソープと比べて価格が安く、1回の使用量が少ない傾向にあります。そのため、コスパに優れていることもメリットです。
環境に優しい
自然由来の成分が元となっている石鹸は、排水として流れた後、短期間で水と二酸化炭素に分解されます。また、水道水に含まれるカルシウムやマグネシウムなどのミネラル分と結びついた石鹸のカスは、海や川の微生物のエサになります。
石鹸のデメリット
固形石鹸には、以下2点のデメリットがあります。
- 泡立てに時間がかかる
- 固形石鹸は保管に配慮が必要
泡立てに時間がかかる
洗剤の泡が立たないうちは、洗浄力が十分ではありません。固形石鹸はボディーソープに比べて、泡立つまでに時間がかかります。十分な泡立ちがないままに使うと、洗浄力が弱いだけでなく、肌を強くこすってしまい、皮膚に刺激を与える恐れがあります。
固形石鹸は保管に配慮が必要
固形石鹸は、使った後に濡れたまま放置したり、水に濡れやすい場所で保管したりすると、溶け崩れて雑菌が繁殖する恐れがあるため、注意が必要です。
ボディーソープのメリット・デメリット
ボディーソープのメリットとデメリットを紹介します。
ボディーソープのメリット
ボディーソープのメリットには、以下3点が挙げられます。
- 種類が豊富で好みに合わせて選べる
- 泡立てやすい
- 保管が簡単で衛生的
種類が豊富で好みに合わせて選べる
ボディーソープにはさまざまな種類があります。好きな香りや、保湿や美容効果など、自分が求める特徴に合わせて選べることもメリットのひとつです。
泡立てやすい
ボディーソープは泡立てに手間がかからないことも特徴です。十分な泡立ちがあるので、肌への刺激も抑えられるでしょう。
保管が簡単で衛生的
ボディーソープのボトルは、固形石鹸のようにカビや溶け崩れの心配がないので、使用後にそのまま風呂場に置いても問題ありません。
ボディーソープのデメリット
ボディーソープのデメリットは、以下の2点があります。
- 肌に負担がかかりやすい
- 泡切れがあまり良くない
肌に負担がかかりやすい
ボディーソープに含まれる界面活性剤は、洗浄力が強い一方で、肌へ影響を及ぼす恐れがあります。とくに敏感肌の人は、刺激が強すぎる可能性があるので、注意が必要です。
泡切れがあまり良くない
ボディーソープは化学成分が配合されていることが多く、泡切れが良くありません。そのため、洗い流しが残りやすい傾向があります。泡が残ったままだと、肌トラブルにつながる恐れがあるので、洗い流したかチェックすることが大切です。
肌質や洗う部分に合わせて石鹸とボディーソープを使い分けよう
石鹸は肌に優しくコスパが良い一方で、保管が難しい一面があります。ボディーソープは保管が簡単で、種類が豊富なため、自分の好みに合わせて選べることがメリットです。一方で刺激が強く、肌へ負担をかけてしまう恐れがあります。固形石鹸とボディーソープのどちらが合うかは、使う人の肌質や使う体の部分によって異なるため、メリットとデメリットを考慮して、自身に合ったものを選びましょう。